こんにちは。日中ツーリズム協会編集部です。先週のトピックスの中から、日中ツーリズムビジネスに携わる業界関係者の皆様が押さえておきたいニュースを紹介します。2020年が始まりもうすぐ1か月ですが、2019年の訪日市場や旅行マーケット動向をまとめた記事が満載です。また、今一番日中だけでなく世界中が目を向けている新型コロナウイルスによる肺炎に関する最新トピックスもレポートします。
【最新トピックス】
1.特設サイト 新型コロナウイルスによる肺炎
(NHK NEWS WEB)
中国武漢で発生し、中国国内外に感染者が続出し、広がりを見せる新型コロラウイルスによる肺炎。発生源の武漢では交通網が停止、団体旅行は中国国内外問わず中止になるなど、訪日旅行にも影響が出ることが確実です。次々と新しい情報が発表される新型コロラウイルスによる肺炎に関するトピックスは、大手媒体で特設サイトが組まれています。最新情報は、情報源がどこなのかを慎重に判断してみていくことが大切です。
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【市場報告】
2.2019年の訪日客数3188万2000人も伸び率2.2%に、中国は959万人で過去最高も韓国大幅減
(やまとごころ.jp 2020/1/21)
先日、JNTOが2019年12月の訪日客数を発表しました。2019年は日韓関係の悪化を背景に韓国からの訪日客数が激減し、2019年の年間を通じた伸び率は2.2%にとどまりました。一方、中国からの訪日は2019年も好調で、14.5%増の959万人。1000万人規模の市場に拡大しています。
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【消費動向】
3.中国の個人旅行者の観光目的トップは「お花見」、中国大手OTAの個人ツアー予約は3倍に、人気急上昇都市は「高松」
(トラベルボイス 2020/1/23)
Trip.comグループ(旧シートリップ)が発表した「2019年訪日中国人FIT観光客動向レポート」によると、FITが2019年の訪日旅行の主流のひとつとなったとのこと。 彼らに人気の訪日観光は、花見や紅葉、雪見などの定番から、 離島バケーション、コンサートやショー観賞・スポーツ観戦など様々な側面の日本を楽しんでいることがわかります。
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【テクノロジー】
4.2019年の中国IT事情を振り返る–2020年の見通しは?
(ZD Net Japan 2020/1/20)
年が明けて、中国メディアによるさまざまな振り返り記事が出揃ったこと受けて、改めて2019年の中国IT事情について振り返った記事です。
主なトピックスには、米中貿易摩擦の発端となったファーウエイ危機、モノづくり関連では、中国の電子タバコマーケット事情、ベンチャースタートアップ関連は、大躍進を遂げたコーヒーチェーン瑞幸(ラッキン)珈琲やシェアサイクル、5G導入を控えた動画やショートムービーサイトの台頭など、様々なキーワードが出ています。
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【集客施策】
5.飲食店の即時予約サービスが中国モバイル決済「アリペイ」と連携、アプリ上から即時予約を可能に
(トラベルボイス 2020/1/23)
2019年の訪日中国人は969万人と過去最高を記録しましたが、それに伴って日本ならではの食体験を希望する観光客も増えています。特にリピーター化、FIT化が急速に進む中国では、東京大阪といった都市から地方へ足を運ぶ人が増えてます。しかしながら、地方ほど、多言語対応やIT化が遅れているのが現状。今回のサービスを使うと、アリペイユーザーが日本の飲食店を即時予約できるようになります。
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【テクノロジー】
6.AIがチャット指導も、相手の感情や性格を分析できるチャットアプリ「Mei」
(36Kr Japan 2020/1/21)
チャットアプリによるコミュニケーションが主流になりましたが、多くの場合、テキストメッセージに書き手の感情や心理状態が表れるそうです。 そこで、米国のチャットツールを開発する会社「Mei App Inc」は、人工知能(AI)やビッグデータがテキストを分析する際に心理学を加味することで、 相手の感情や性格、行動パターンをつかみ、それをもとにしたAIアシスタントを搭載したチャットアプリを開発したとのことです。中国への進出は現在検討中とのことですが、こういったサービスが普及すれば、より円滑なコミュニケーションが可能になるかもしれません。